ソファに貼った透明の爪とぎ防止シート

爪とぎ防止シートを貼ったら、別の場所でとぎ始めた

爪とぎ防止シートを貼った。ソファはもうとがれない。ほっとしたのも束の間、今度は壁の角がやられている。

これは失敗ではありません。ほぼ全員が通る道です。そして、最初から想定しておけば避けられます。

先に結論

  • 塞いだ場所の近くに代わりがないと、猫は次の場所を探します
  • 移った先は「近くて・安定していて・人が集まる場所」。だいたい壁の角、柱、カーペットの端です
  • 塞ぐのと代わりを置くのは同時にやります。順番ではありません
  • 代わりはいまとがれていた場所のすぐ隣に。部屋の隅に置いたら使いません

なぜ場所が移るのか

爪とぎには3つの意味があります。爪の手入れ、伸びの解消、そしてマーキングです。

前の2つだけなら場所はどこでもかまいません。ですがマーキングが混ざるので、「目立つ場所でとぎたい」という条件が付きます。人の通り道、家族が集まる部屋、出入り口のそば。

だからソファを塞ぐと、猫は同じくらい目立って、同じくらい安定した場所を探します。ソファの代わりに部屋の隅の段ボールを選んでくれることは、まずありません。

移りやすい場所

壁の出隅(柱の角) いちばん多い移り先。角は爪が引っかかりやすく、立ち上がってとげる高さがあります
カーペット・ラグの端 横にとぐ子が移りやすい。端の縫い目に爪が入ります
ドア枠・ふすまの下部 木部は手ごたえがよく、動かないので条件を満たします
ベッドやマットレスの側面 寝起きにとぐ子はここへ移ります

共通しているのは「動かない」「爪が引っかかる」「人がいる場所」の3つです。次にどこへ移りそうかは、この3条件で見当がつきます。

移らせないための3つ

1. 塞ぐ前に、代わりを置いてしまう

順番が逆になっている方が多いです。先に代わりを置いて、猫がそこを使い始めてから塞ぐほうが成功率が上がります。

置く場所はとがれているソファの角に接する位置。「そのうち気づいてくれる」ではなく、体を向けたらそこにある距離です。使い始めたら、数週間かけて少しずつ置きたい場所へ寄せていきます。

2. 縦にとぐ子か、横にとぐ子かを合わせる

ソファの背やひじ掛けで立ち上がってといでいたなら、床置きのマットを置いても使いません。伸びをした高さのある縦型が要ります。

逆に座面やラグを横からこすっていたなら、床に置く横型・鉢型が合います。両方やる子もいるので、その場合は2つ置きます。

3. とがれた場所のにおいを消す

マーキングを兼ねているので、とがれた場所には自分のにおいが残っています。シートを貼っても、そのすぐ横が「自分の場所」として残っていると、そこへ戻ろうとします。

ペット用の消臭剤で拭いてから貼ると、戻る確率が下がります。ただし柑橘系など強い香りのものは、猫が嫌がって部屋ごと避けるようになることがあるので、無香性を選んでください。

それでも移ってしまったときは

  • 叱らないでください。「爪とぎが悪い」ではなく「人がいるときは悪い」と覚えるだけで、留守中にとぐようになります
  • 移った先も同じ手順で塞いで、その隣に代わりを置きます。2〜3回繰り返すと、たいてい落ち着きます
  • 数が足りていない可能性もあります。目安は頭数+1つ。寝場所とリビングに1つずつは欲しいところです
  • 段ボールの爪とぎは消耗品です。とぎしろがなくなると使わなくなります

この記事で触れた商品

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関連して、ソファで爪をとぐ猫に、代わりをどう置くかと、賃貸の壁に貼るときの注意もあわせてどうぞ。

まとめ

  • 別の場所でとぎ始めるのは失敗ではなく、想定内の反応
  • 移り先は「動かない・爪が引っかかる・人がいる」の3条件で予測できる
  • 塞ぐのと代わりを置くのは同時に。できれば代わりが先
  • 縦にとぐ子に床置きは効きません。形を合わせる
  • とがれた場所は無香性の消臭剤で拭いてから塞ぐ

※本記事は一般的な情報の整理です。爪とぎの回数が急に増えた、同じ場所をしつこくなめるなど、いつもと違う様子があるときは、ストレスや体調が背景にあることもあります。気になる場合は獣医師にご相談ください。

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